2011年3月11日金曜日

秋尾沙戸子 (ノンフィクション作家)   ・GHQの占領史から現代日本が見えてくる

秋尾沙戸子 (ノンフィクション作家)  GHQの占領史から現代日本が見えてくる
洋酒メーカーに就職 宣伝部配属 25歳で退職 結婚を機に辞めさせられるような状況
社会から切り離されたような状況に陥る→友人が働き口を紹介(女性キャスター)
東ヨーロッパの方に行く
1989年ベルリンの壁崩壊 ラジオでパーソナリティーやっていた 
尊い涙を流していたお爺さんお婆さんがいて映象に対してなにも言えなかった
知らないことに対して、罪深く感じる
5,6月に東欧を歩くべきであると思い、ホームステーする 友人を紹介してもらう  
かけがえのない時間を過ごせた

仮面を使って生きるのか、それともアウンサンスーチーさんみたいに戦うのか  
自分がどう生きるかの選択を東欧の人達は強いられていた
ドイナコルネア(ルーマニアのフランス文学教授) 幽閉状態にあって、チャウシェスクの批判の手紙を書いて 短波放送に送り続け国民の人達がそれを知り、革命につながった
取材して日本の皆さんに伝えたいと思い出版したのが「レーニン像を倒した女達」
東欧旅行の前離婚→NHKナイトジャーナル番組(日本の真相に迫る)→上智大学大学院→
ミャンマーのアウンサンスーチーさん、インドネシアのメガワティーさんと会う
民主化勢力に密着して取材できた  
軍がスファルトにつくのか、民主化勢力につくのか?微妙な時で状況によっては身が危ない状況にあった

彼らは国の未来の為に命がけで戦っている(インドネシアの行方にずっと見守ってゆきたい)
民主化と言うと影にアメリカの姿がちらついて見える
アメリカの目線で日本を見てみたい
アメリカのアフガン攻撃に懐疑的 アメリカを知らないのにアメリカ批判するのは違うだろうな
(アメリカのジョージタウン大学に1年間 民主化、アジア政策研究)
2003年 イラクに侵攻してアメリカは占領政策にもだえ苦悩してる 
どうして日本の戦後占領政策はうまくいったのか 答えなさいと言われたが答えられなかった
どういう人たちが日本に来てどういう気持ちで日本を改革しどんな気持ちで日本が抵抗したのか、素直に受け止めたのか 自分では判らない
調べ始めたが判らない事だらけだった
空襲 アメリカは綿密な実験を行っている
アントニン・レーモンドが指導して日本の家屋を製作 
ユタ州沙漠で日本の家屋を作り焼夷弾の威力を実験調査している      
占領時にタイムスリップする必要があると判断→ワシントンハイツに突き当たる→東京のど真ん中にある 28万坪 アメリカの街が目の前に出来た

明治神宮のとなり デモクラシーを受け入れようと自然になっていった(デモクラシーの宣伝)
60年安保 オリンピックでワシントンハイツは消えてゆく
3/10の下町空襲 大本営
真珠湾攻撃の前から戦争の準備をしている 
日系人で2ヶ国語が出来る人を確保→情報の重要性を認識
GHQ、マッカーサー占領政策  
驚いたのは末端の人達まで含め民主化が人類にとってとてもいいことをやっていると浸透している事
白洋舎・・・GHQのクリーニングシステムを学ぶ

戦争は非常に馬鹿げた事 日本は知らない間にGHQ改革の影響を受けている
(例えば清潔さは以前はなかったが戦後清潔さを身につける)
主要国家は世界戦略を持っている
地球義で主要国家(米、ロシア、中国等)は考えている 
日本は日本地図を平面的に考えている
日本はどうありたいのか知恵を絞って話し合ってゆく必要がある
個人の営み、息使いと国家の政策の両方から見つめる事が大事