2011年4月1日金曜日

三木稔(作曲家)        ・日本のオペラに命をかけて 2

映画音楽 360曲ぐらい作る 愛のコリーダの作曲もする 30曲録音の中から自由に使ってほしいと
連絡
その一つが「芽生え」 13弦の琴 2人で弾いている 
1969年  20世紀現代に見合った琴 五線譜と密着 20弦→21弦に変更(新琴 にい21こと)
アジアで統一してほしい 日本は500名程度(家元制度から普及しない) 
中国では200万人
和楽器が融合するためには五線譜に対応出来るようにしないと駄目
1977年 鳴門秘帖 NHKテーマ曲 尺八  全部日本楽器でやろうと決める
如何して日本にこんなにいい楽器があるのに使わないの じゃテーマだけ→なかも日本楽器で→OKとなる
音楽は聞いて馴染むことが必要 
その時マネージャーが何にもしなかった為日本楽器のうりこみは出来ず仕舞に終わった
ロンドンから(コリングヤム)から手紙が来る 天才的台本作者 お前みたいにオペラに向いた作曲家は
いないといわれる→一緒に仕事をしたい
春琴抄をてがけているのでそのあとでいいかという→それでもいい 「あだ」 2作目→9連作の
きっかけとなる

アメリカで大成功 次に何をやる→近松をやる→近松は事件記者もの なまの話→浄瑠璃 3作目 
それから書くに書いた
1993年にオーケストラアジアを作る それまで中国と韓国に国交がなかった 芸術監督になり人の3倍働く
共同作業をしなかったら何にもドラマは生まれない→共生共楽(一緒に存在することはできるが、
楽に境地までゆくことは共同作業をしょっちゅう
一緒にやってゆかなければその境地に行かないと思っている
「源氏物語」 英語と日本語 向こうで大好評 お前の最高傑作だとたくさんのひとから言われた
「浄瑠璃」とってもピュアーなオペラ 20世紀の奇跡だ   結果が出るのは100年先だと思っている
政治、経済、文化含め 日本はアイデンティティーをなくしてしまっている
レクイエム 合唱曲 三つ書いている それをやると音楽のジャンルの大体の人達が参加出来るように
なっている

音楽は最近停滞していると思ってる TVを見ててビジュアルなものが進歩している CG
音楽がビジュアルなものに喰われているというのは時代のせい 
不況になると易しいもの、分かりやすいものに行っちゃう
音楽は抽象的 自分のなかで具象になるのは時間がかかる 停滞にみえるのかも
やりたいこと 作曲家で演奏団体をつくった人はほとんどいないが、6つ作った (絶対損をする)
八ヶ岳のふもとで5年前から国際音楽祭を始める 後継者作る  北杜国際音楽祭 東西の音楽の
交流のメッカを作ろうと夢を果たしてゆこうとしている
アジアとの音楽交流を深めてゆきたいと、夢を持っている 
アジアと日本 日本と西欧と言う中に必ずアジアを介在させないと 
日本とだけではもうどうにもならないことになっている