2011年6月22日水曜日

中野しずよ(ワーカーズわくわく理事長) ・地域の絆をつなぎ直す

中野しずよ(ワーカーズわくわく理事長63歳) 地域の絆をつなぎ直す  生きているだけでも見ず知らずの方から恩を受けている  
当事者に恩を返す必要がない場合、その方に恩を返すのではなく、社会に恩を送ってゆく事で、送られて恩が又社会の中で恩の輪が出来てゆく「恩送り」
見えない人とでも絆がつながってゆく
恩を返したいと思ったのは子供を育てようとしたときに 実家に頼れない事があり、近所の人に良くして頂いた
黙っておむつをほしてくれたり、いろいろ面倒を見てくれた・・・生協の家庭班の人達 人助けで社会貢献したいなと思い始めた 
生協を辞めてグループを立ち上げた
 
高齢化社会がやってくるのではないかということで学んでおきたいと 生涯教育学級 このテーマで参加する
3年間学習 一人ではできない事も仲間が出来ると 仲間と一緒ならいろいろなことが出来るという可能性に気付かされた
一人はみんなの為に、皆は一人の為に、この気持ちで繋がってゆくと 身近な事の解決に自分一人ではどうにもならなくても、皆がいると相談したり 智慧を出し合ったり 助け合ったりすることで 乗り越えていくことが出来るなあと生きてゆく見通しがついたなと思ったのが、この生涯教育でした
 
グループわくわく  元気がわく 勇気がわく 友情がわく ほほえみがわく アイディアがわく・・・楽しさのプラス スパイラル
ワーカーズらくらく→有償でやってゆくことに決める 厳しい指摘があったが進めてゆく
必要なサービスは必要なだけ出して それに対価が発生する 
対価は誰がどう負担するかは 社会的議論が必要かもしれないが、労働力に対しての対価は必要なのは当たり前  
福祉はスキルが高ければ良いというのではなく マインドが必要 敬愛の気持ち 
コミュニケーションが発生 自分の存在価値が発生 自分が生きる勇気発生  生きる力を引き出し、支え続ける ここが支援の側のミッションだと思う  
ワーカーズ らくらくを立ち上げてから20年になる
 
気を付ける事 当事者の気持ちを尊重すること 押し付けない 
やってあげるという言葉も心も慎んで (心にあると態度に出てしまう 上から目線) 7人でスタート 現在81人 組織運営は難しい  
情報の共有が必要 ミーティング
  
小沢理論
①その人の苦しみを知る(苦しみ:希望と現実とのギャップ)  
②その人の支えを知る(この方は何によって支えられているのか 人間関係、時間、自己選択))
③その支えあいを知ることによって どういう私達であったらその人の支えをもっと強くする事が できるか  
④この私達が結構疲弊する 全力で 亡くなろうとしてる人を支えようとする時って 相当エネルギーを消耗する・・・この私達のささえは何か
  (仲間だったり、家族だったり、良い景色だったり)
グループディスカッション を通じて人を支え続けるエネルギーを築いてゆく 
ホームヘルプ→デーサービス→ケアマネージャー→泊りが出来る家
若い人が興味を持ってきている ・・・自分の幸せ 立つ位置を探している 
思い通り生きていない人一杯いる  
見ようと思うと見えちゃう →その時に知らないふりをするのか、共に生きようとするのか そこで次の動きが変わってくる  
有り難いことに共に生きているという実感がある 知らず知らず絆が生まれていた