2012年10月11日木曜日

花井裕一郎(図書館長)     ・地域に溶け込む図書館に

花井裕一郎(図書館長)        地域に溶け込む図書館に  
長野県小布施町の町立図書館は図書機能をもった交流センターとして注目されています   
人口1万1000人の小さな町  3年前に出来た図書館は若手設計者が建てた外から丸見えの三角形の平屋建ての1000平米の建物  
三角形の底辺にはソファーが並べられ、おしゃべりは自由  狙い通り交流と創造を楽しむ  
文化の拠点になりつつあります     
1962年福岡県筑豊生まれ。テレビディレクターからスタート

小布施町 元気な街  もてなしの心がある 
以前はTV局のディレクターをしていた(仕事の関係でこの街を知る)  温かみがある街
葛飾北斎と縁がある街  図書館長を公募したので即応募した  
50名いた 図書法 図書資料 収集したら公開しなさいと書いてある 
図書館を作るのは街作りの一環だと街の希望としてあった     
デジタル化して公開しようと思った  皆が使えるものを作りたかった
世の中が(例えばお婆ちゃんしか知らない事)こうだったと言う事を未来に伝えたいと思った      
アーカイブ  伝えてゆく 中々解って貰えない  
彼のインタビューがあって亡くなっても、それを解って貰えた
この図書館はシーンとしたイメージではない   
交流と創造を楽しむ文化の拠点 という理念を持っている  
賑やかな時間帯もあるが、静かになる時間帯もある(朝、夕)  
午後5時まででは 会社員等は、来られないので午後8時にした(9時、10時したいところはあるが)図書館は奉仕であると思う  
出来るだけたくさんの人に多くの本に接して貰いたい  遅くまでやった方がいいと思う
 
コミュニケーションのある場であってほしい    デジタルは素材として利用するべき  
巻きものをコンピューターで見られるようにした  (巻き物 アーカイブ)
生涯学習 乳幼児から高齢者まで キャッチ出来るのが図書館  
資料としてはAからZまで必要であると思う  
各々が違う図書館に成ってネットワークで繋がる、共有し合って、前に進むべき   
人が好きになる そこから入らないと何のお手伝いもできない(笑顔と人が好きになることが大事)  
行燈みたいな図書館をつくろうと思った  照らす→「テラス」にした   (町と書を照らす)
ソファーがずーっとある 可動式でいろんな処に動かせる  
シンポジュームもやる  演奏もやる   ストレッチもやる

図書館(交流センター) 別物だったのに  これは面白いと設計者は言っている  
22年度が9万7000人 23年度が12万人 と増えてきている
今年は1日平均が去年を越えているので、増えてきているので吃驚している  
町外からも増えてきている
蔵書を増やしたい  現在8万冊 増やすにはもっと勉強しないといけない
本は道具  街中図書館にした  本棚を店等において利用して貰う