2013年2月3日日曜日

天谷保子(整体師88歳)     ・身体の力と知恵を生かそう

天谷保子(整体師88歳)           身体の力と知恵を生かそう  
1925年生れ、後に東京オリンピックの第二会場に成る、現在の駒沢オリンピック公園で終戦直後に地域の人と一緒に「青空保育園」を始めました
又子供のころから身体に痛みを抱え、後に野口式整体の野口晴哉と出会い、整体を学びました保育園を閉園後、天谷さんは88歳の現在も、整体の指導者として忙しい日々を送っています  

朝5時ごろに、目が覚めて、起きるのは6時30分~7時頃  
その間を寝ながら 身体を動かす 伸びをする  竹踏みを推奨している(竹踏みはいい)
活元運動 野口晴哉先生に教えていただいた 
最初身体の具合が悪くてお世話になった 昭和30年代だった  
整体の指導を現在も行っている  
若い人 運動やっていて捻挫した人が来て治って別の怪我をして来たり、 お年寄り定期的に週一回来ている人がいる
勉強会も有って教えたりもしている  「愉気」 愉快な気持ちを送る   
気は流れている 血液、リンパも流れているが 気の流れが一番大切

血液が滞っている リンパが滞っている、は医者に診てもらえばいいが、気の流れは解る人でないと解らない
気は人間の元 気持ち 気分、機嫌がいい 機嫌が悪い 気 全部気  
自分の気を手に集中させて、相手の気を感じてゆくと言うのが仕事なんです
気を手に集中させて手で触ってとどこうっている所を探して、滞っているところがあれば、そこに流れを作って行って、気が自然に流れるようにすることによって、気楽に過せるようにしていやる  
痛い処、気分が悪いところ の流れを良くしてやる  
治るのは自分 同じ病気でも治ろうと思う人と、もう駄目だという気分では全然違う
自然治癒力が人間にはある(誰にでも備わっている)   
それを引きだしてゆく 免疫力だとかを高めて行く 気にはそういう力が有る
身体は整えなければ、良い発想は出てこない  
頭で自分のやりたいことを描いて一生を送っていったらいいと思う

身体は止めては駄目、すべていつも動いていなければいけない  
身体の中は自然に動いている  心臓が動いていたり、血が流れたいたりしている
生きると言うことは動くと言う事だと思う
子供のころは不調のところが一杯有った 
6歳の時に怒りが有り1週間ねむってしまった  
その後に左足に麻痺が出てしまったが、引きずりながら歩っているうちに治ってきた
(20歳頃になおった) 
 
怒りの為にそのまま居たので頭痛と歯痛 がある   
中川李枝子(保育園に来ていた  児童作家)の紹介で野口整体にいった 
女学校の頃に保育園に手伝いに行っていてこういう事をやりたいなあと思っていた  
駒沢公園が昔は原っぱで引揚者の住居が有った 
その子供達がいて、町会長が子供を集めてみるようにしたらいいとの提案があった  
手の空いている人を募集していたので、一回行ったら明日も来てくれと言うようになって行くようになった
昔小学校の先生だった人がいて、その方が主体に成ってやっていた  
私も資格を取り、(都の資格) 先生も居なくなって、募集をしたときに中川先生にも来ていただく事になる  

2年ぐらいたってから手が動かなくなってしまった 
頸椎2番の滑り症 手術しなければ治らないと言われた  
どこの病院でも引き受けてくれなくて、成功率が10%と言われた  
覚悟をして(写真等を全部焼いてしまった)
野口先生に出会って、この先生は私を救ってくれる人だとさっと解った   
足の不具合が首に来ている と言われた
当時左足がだるくて一晩中動かしている様な状態だった   
大丈夫治りますと 言われた  今まで辛かったでしょうと言われた(他に頭痛、歯痛)
他の医者では何にも解らなかった、説明もしてくれなかった
先生の本を読んだり、活元運動をしたりした 
   
オリンピックの会場に成ると言うので都の方から引っ越してくれとの話があり、公営の保育園が出来て、保育園は止めて整体に集中するようになった  
毎週野口先生のところに行っていたが、保育園を止めた事をいったら  
ここに来なさいと職員にしてくれた  孫も一緒に整体の仕事をする様になった  孫はお腹にいる頃から整体のお世話に成っていたので自然と
見に付いていたものと思う  慶応の法学部に行っていたのに この仕事をする様になった
孫にはあんまり進められなかったが、非常に熱心で 野口先生の本は子供のころから読んでいたので、私と先生が教えて現在に至っている

その方が一番つらいと思っていることを こういう事ですよと言う事を言ってあげるとか、ここがこうなっているからここが痛いんですよと言って上げたり  、大体 冷えている方が多い  
後食べすぎ 目の疲れ  手の疲れ これが現代人のだれでも持っているもの  
伝えたいことは 生れたら死ぬまでは 一本の道に成っている  
その道をずーっと死ぬまで歩いていかなければならないので、自分の志を持って、自分の行こうと言う道を選んで、ずーっと行かなければいけない  
その中には家族、友達がいるが、そばにいてくれる  
皆に見守られている  家族と一緒に歩いて行くんだけれども、その途中で 何かに出合う事がチャンスがある 

そのチャンスを上手に掴んでゆくのが、旨く生きてゆくコツだと思う   
間違えて横道に行きそうになったときに、自分の信念があると横目で見ながら 通り過ぎてゆけるような人生でなければいけないと思う  
そのためには志を持っていないといけない 
 カンを育てて自分が歩いてゆく途中で、出合ったものをぱっと拾ってゆくと言うカンが必要   生きると言うことは動いていると言う事 流れている事  だから止まってはいけない  
明日の為に寝る 明日働くために寝る  
そうすると動きはずーっと続く    自分のやりたいことをずーっと遠くに持っている 
振り返ると言う事が出来ないタイプだった  
(子供に頃に妹と一緒に旅に出ようと言っていた と昨年妹から言われて気がついた)
妹、弟と一緒に旅と言うのに凄く出たかった   
その旅が今の一本道何ですよ  そこに出発点があったものと思う