2013年9月11日水曜日

菊池洋子(事務局長)       ・日本人を励ます、雨にも負けず

お陰さまで、今日で投稿数が500回を迎えることができました。
皆様方のアクセスに支えられて、ここまで来ることができました。
一番いいのは、「明日への言葉」を直にラジオで、お聞きいただくのが良いのではないかと思いますが、
(出演される方の語ってくださる言葉の説得力とか、時には涙を流しながら語ってくださることに感動を覚えます。 文字とは全然較べものになりません)
然し「明日への言葉」の放送時間帯が4時頃からと言う事で、生で聞くには少々厳しいところがあろうかと思います
それで、拙い文章ではありますが、概要を投稿し続けています
「リンク先」を読んで頂けると、なお一層のご理解が頂けると思います(ラジオに無い特徴です)
今後も、愚直に続けてゆき、肩を威からせずに次の目標 1000回投稿を目指していきたいと思います
今後とも御愛顧ください
ちなみに、今現在で アクセス累計が64,149に達しましたことを御報告いたします

菊池洋子(花巻文化村協議会事務局長)   日本人を励ます、「雨にも負けず
2011年3月の大震災から丁度、2年半になります
今月21日は、花巻市の生んだ宮澤賢治が昭和8年に亡くなって以来、80年の節目に当たります
大震災が発生して以来、宮澤賢治の詩や童話は被災した人を始め、日本中の人から生き方を見つめ直し、勇気付けるものとして改めて見直されています
岩手県花巻市にある花巻文化村協議会は地元の文化財をいかして地域の活性化を図っている団体ですが、6年前から宮澤賢治の詩「、雨にも負けず」の朗読全国大会を開いています
震災以降特に注目が集まり、北海道から九州まで多くの愛好者がこの催しに参加しています
「雨にも負けず」 朗読全国大会を企画した花巻文化村協議会事務局長 菊池さんに伺います

長岡輝子さんの朗読  「雨にも負けず」
小学校の4,5年のころに、この詩に出会った 必死に覚える
自分に対しての戒めとか、そんな風に思っている
琴を小学校のころに習って、詩のBGMをやったりした
花巻文化村協議会 理事長は京都の井堂雅夫(画家、版画家) 農民芸術概論で自分は賢治の道を行きたいと思った人
15年前に岩手県 第一号として花巻文化村協議会 という形で 宮澤賢治を意識して、羅須地人協会の現代版にしようとした
一番多いのが子供会活動 創作体験活動  海外からも来る
2007年から「雨にも負けず」の全国大会を企画 
物とか、形とか、お金を大事にする世の中になってきて、もっと違うものがあるのではないかと、お金では買えないものがあるのではないかと思ったときに「雨にも負けず」で呼び掛けたらいいのかなあと思って、宮澤賢治の弟にあたる宮澤清六さんの孫の 宮澤かずきさんに相談したら、やっているところが無いのでやってみてといわれて、始まった

金子みすゞさんとかも好きですが、宮澤賢治の詩が一番知っていると思って、そして今の社会をなんとか心の時代に変えていけたらと思って、ぴったりだと思った
予想以上の反響があった
申し込みが殺到するが、順番だと決めていたので、60組で抑えて180人ぐらいでした
一つの詩だけでは長くは続かないだろうと言われたが、回を重ねている
震災前の大会 2011年 2月5日 第4回大会があり、其すぐ後に大震災が起きる
そのあとは、この詩は応援歌に替って流れてきた
頑張れとは一言も言っていないが、だけど励まされると、被災地でよく聞く
私はその時には文化村にいた  立ってはいられない状態で、車は動かせない
「日本沈没」の映画を思いだした
小さい孫もいたので、家に帰ろうと思っても道が寸断していた 長い一日だった
物もない、ガソリンもない いろんな体験の中で、やっぱりお金ではない、皆で助け合う事がいろんなところから聞こえてくる

花巻文化村協議会として支援活動する  母親の実家、宮古には3月に行くが、大丈夫だった
炊き出しの声に対応 ボランティアを募って行う
近郊農家の人が野菜等を持ってきてくれて、300~500人の炊き出しをした
花巻文化村には大きな鍋、ガス、食器類はあったのでそれを使って行った
「雨にも負けず」の精神を実施した
2012年 第5回 止めようとは思わなかった 震災のことは意識せざるを得なかった
励まされたといわれた 会場は 涙、涙だった  陸前高田の岩井律子さん 30分ぐらい話をしていただいた(原稿なし)
「雨にも負けず」が全国的に注目されるようになった  励まされるとしか思えない
避難所の生活も改善されていったが、心に響くものがこの「雨にも負けず」がある
本来の日本人が持っている、そういったものが、今回はパーっと出たのではないかと思う

毎年2月にやっている 今年第6回 2月はこの辺は一番厳しい環境なので
だが今年は9月16日にやる予定 花巻祭り(9月13,14,15日にある)の後に行う
朗読の仕方がいろいろある  姿も工夫していろいろ違う イタリア語、英語、韓国語等いろいろ
一つの詩ではあるが、飽きない
私は大会の状況を見ることができない 第5回大賞はおばあさんの姿で(90歳ぐらい)出てきたが、実際は後で聞いたら51歳の人だった
毎回出てきて、朗読の途中で泣き出してしまい、毎回出てきては泣いている人もいる
会場の皆さんも感動できる人に票を入れることができる
今年の大賞は花巻小学校の(賢治が入った学校)子供たちが取った 3年生50名ぐらい
宮澤賢治没後 80周年 北海道の子供たち 障害をっ持っている人たち音楽も演奏するとのこと
大会では必ずコメントを言っていただけるようにしている

全国的に広がりつつある  長野 秋田等
高齢者の方々が頑張っている  若い人に伝えたいとの思いがある
小学生から高齢者まで、幅広く参加してくれている
「雨にも負けず」を通していろんな方と知り合う事ができてよかった