2013年11月3日日曜日

内田美智子(助産師)       ・小さなおせっかいの勧め

内田美智子(助産師・思春期保健相談師)   小さなおせっかいの勧め 
内田さんは助産師の仕事だけでなく、子育てに悩んでいるお母さんが増えているため、子育て支援にも力を注いできました
忙しい合間を縫って命、食、生をテーマに九州だけでなく全国で講演をされ、子育て中のお母さんや、思春期の子供達の悩みを聞いて、アドバイスをされています

福岡県行橋市 黒田勘兵衛の街
中学生のころに助産師になりたかった 当時はお産婆さんと言われているが
昭和32年生まれで、私も自宅で生れた
おせっかいをやく産婆さんになぜか憧れた  22歳で助産師を取得、今年で35年目になる
ベビーマッサージ 月に4回母親がマッサージをする (肌と肌のふれあい)
赤ちゃんから癒しのオーラと生のエネルギーが出ている  其れをお母さんに受け取ってほしい

「額に書かれている言葉」
「ひたすらお母さんを求めて泣き続ける赤ちゃんが何もしてもらえなかったらどうなるか
泣かなくなります 無視され続けると、何も感じなくなります
次第にあきらめて無表情になります 抱っこされる心地よさ、愛される安心感を感じながら、赤ちゃんは生きる力をより発揮してゆきます  
一人では生きてけない人に必要な信頼関係を学んでいきます 
泣き続ける赤っちゃんを困らないでください 
赤ちゃんにはそれしか方法がないのです抱っこしてほしいだけです 
お母さんが抱っこに疲れたら、お父さんでも、おばあちゃんでも、少しだけ変わってあげてください  抱っこして愛してくれる人がいる事に気付いた赤ちゃんは、きっとお母さんを困らせなくなります   手のかからない子に、こそ手をかけてほしい
泣かない、我儘を言わない、なんでも言う事を聞く子を良い子と思わないで下さい
なんで泣くのと思わないで、抱っこしてあげてください」  助産師、内田美智子
10年ぐらい前に書いた

どうしたらいいかわからないお母さんが多い 
昔は大家族だったので、いろいろ学ぶ場があったり、世話を焼く人が必ずいた
赤ちゃんは泣くことしか知らない
聞くに堪えないようなニュースが入ってくる   
苦しみながら、子育てする女性は沢山いる 
人工中絶ができる国なので、20万体を超す中絶がある
基本的には産んでほしい、流産する赤ちゃんが沢山いる中で、生きてゆく力がある子供を中絶すると云う事なので、出来るだけ避けたいですよね
産んでいただけるような方向で話をする
15歳、16歳という年齢の人がいるが、子育てが本当に大丈夫かと思う人がいるが、年齢ではないと思っている

日本でも昔は15歳、16歳で嫁に行って、そこで子供を産んで育てる女性はいたという歴史はあるし、幼い女性が子供を生んできた時代はあった
今の時代は勉強とか、いろいろあるので、大変だが、周りにサポートする力があって、本人にその気があったら上手に子育てしている幼い子供たちがいる
勉強、スポーツやったり自由にできるのに、何故その子がそうなってしまったのかは、大人は考えないといけないと思う
女性は自分の身に降りかかってくるが、パートナー(15歳)は父親になれるかと言うとできない
今迄に中絶を勧めたことは無い 夫もそうです(産科医)
今までに、2800人ぐらい取り上げた)

講演で半分は大人向け、あとは小学校、中学校、高校 一番多いのが、中学校
お母さんは命がけで産んだんだよと、言う事をいう(糞ばばあと言うような時代の子)
目の前で亡くなるお母さんもいる 次の子を産めないお母さんもいる 何が起きるか判らない
大人への講演は幼稚園、小学生、中学生、高校生の保護者、地域の大人が対象になるので幅広い  
手をかけてくださいという、中学、高校生は手をかけた結果が出てくるが、元には戻れないので今から始めることはできるので、今から始められることをしてくださいと言っている
親が先に死ぬので、一人で生きて行ける子を育ててください、どんなことがあってもくじけないとか、何があっても負けないとか、そういう子を育ててくださいと言っている
食育、問題がある10代の子と話をしているときに、気がついたのは、ご飯をまともに食べていないなあと気がついた
ご飯を作って食べさせるのが大事だと思った  
今は何でも売っているが、それでは満たされない
冷蔵庫には食べるものがあるので、勝手に食べられるので、カップめん、コンビニの食べ物で満たす
母親とかが、作ったご飯に表れる 
手をかけないと(子供は、自分に対して、そんなに面倒なのかと思ってしまう)
今手をかけられなかった子が育っている

年寄りに対しての講演、凄い知恵と知識と技術をこの世の中に置いてて行ってくださいと言っている(棺桶に持って行ってしまわないで)
自分たちの生きてきた時代とあまりにも違うので、遠慮してしまう 出しゃばらないといけない
おふくろの味を知らない人が増えてきてしまった
親から教えて貰った料理は作れるが、其れを子供には食べさせていないという傾向が多くある
今の社会はおかしいと感じている世代が行動を起こしてゆく必要がある
かわいい孫がこのままでいいのか  先ずは身近なところから行動をする
しつけ  言ってもらいたい   子供のいいなりは絶対いけない
厳しく言ってもいつかは子供も判ってくれるはずです