2018年1月20日土曜日

寺内順子(シンママ大阪応援団・運営)   ・シングルマザーに寄り添う

寺内順子(シンママ大阪応援団・運営)   ・シングルマザーに寄り添う
生活に困窮する母子家庭を物心両面から支える活動をしています。
運営は民間団体大阪社会保障推進協議会で、その事務局長の寺内さんがシンママ大阪応援団の運営の中心メンバーです。
シンママ大阪応援団はどんな活動をしているのか、シングルマザーの暮らしはどうなのか、どんな悩みが有るのか、伺いました。

民間団体大阪社会保障推進協議会は医療関係団体、福祉関係団体、労同組合、女性団体、障害者団体などが加盟していて、大阪府内に43市町村ありますが、そこを相手にして社会保障制度の問題を話したり、制度を作ってほしいとか、良くしてくださいとそういった運動をしています。
色んな方の相談に乗っていたが、高齢者の相談は多いがシングルマザーの相談はほとんどありませんでした。
2014年に生活保護についての電話相談員をやっていまして、シングルマザーの方からの相談がありました。
夫からの暴力から逃げて乳児を抱えながら一人で暮らしていた人でした。
離婚調停中で1年間で15kg体重が減ったそうで、役所に言っても生活保護の申請に行ったがことごとく働きなさいと言われて、弁護士の介入でやっと受けられるようになったそうです。
ケースワーカーからその後も色んな事を言われたそうです。
夜働けとか、身体を使って働けとか言われたそうです。
子供も重度障害者で、家族介護料も一切出ていなかったのが判りました。

若い人はあまり新聞は読まなくてTVも見なくて、ラジオも聞かない、スマートフォンから情報を得ている状況でしたので、ホームページを立ち上げるようにしました。
2015年5月にシンママ大阪応援団を作りました。(シンママの言葉を初めて知りました)
貧困問題の弁護士さん、司法書士さん、研究者の方とかに呼びかけてホームページの中身を半年かけて練り上げました。
SOSメールが入ってこられろようになっていて、現在70件を超えています。
必ず一回は会うようにしています。(自宅に行くか、最寄り駅まで行きます)
生活保護、借金とか、医療機関への問題とか話によっていろいろ動きます。
機関へは一緒に行くようにしています。
DV問題、結婚しているが子供が出来たとたんに男性がいなくなるケースが多いです。
夫のギャンブル依存とその借金の問題、暴力が絡み合っています。
結婚に至らなくても子供が出来て男性がいなくなるケースも多いです。
相談に来る100%が男性が悪い状況です。
子供がいる為とかお金を一切渡さないケースもあり、逃げるにも逃げられない。
自分への暴力は我慢するが、子供に暴力が及んで逃げる場合が多いです。
夫が謝って優しくなり、元々は優しい夫なんだと思って今回は逃げない、そういうケースが多くて自分の方に非があると感じてしまう、こういったこともDVから逃げられない理由ですね。

シングルマザーの半分以上は貧困です。
乳幼児期、小学校の低学年の子を持つ人はまだいいが、中学以上になると厳しい。
教育費の問題です。
削るところは食費からしかないので月1万5000円と言うのも珍しくない。(親子3人で)
一昨年の11月から食糧支援をするようになりました。
フェイスブック、ブログなどで呼びかけて応援してもらっています。
若い人の労働がない、時給900円程度で月に18万で手取りが15万円。
子供の為の休みが必要なので正規雇用ではなくパートが多くなる。(給料が安い)
女性の賃金が安い。
生活保障が生活保護制度しかない。(制度の問題)
児童手当(1万円位)と児童扶養手当(一人目が4万3000円で二人目目は1万円)
国民保健料が大阪市の場合、所得が100万円でも16万6000円。(親子3人)
これが暮らしを圧迫しています。
就学援助制度があるが実態に見合わない。

おつきあいをするのにはお金がかかるのでどうしても孤独になってしまう。
いろいろ企画してそれを解消するようにしています。
安く出来る工夫をして京都旅行をしたことがありましたが、その時の感想文があります。
おいしい食べ物、周りの人との楽しい時間など、感謝の気持ちを書いてくれました。
ぶどう狩りも企画して30人近くの親子が来ましたが、同様に感想文を頂きました。
私は料理が好きなので家で料理レッスンなどもします。
成人式とか他の行事での振袖支援などもやっています。
気楽に来ておしゃべりをする安心できる場を提供したいと思っています。

今140人ぐらいのサポーターがいます。
独立して一般社団法人として法人格を取ろうとしています。
拠点がないので場所を構えて1階にカフェを構えて、2階に事務所と居場所(泊れるような)があればいいなあと思って進めようとしています。
スキルの高い人たちが多いが、実際は時給の仕事をやっていて、何とかこういった力を生かせるような仕事が出来ないかなと思っていて、能力を生かせる仕事が出来ないかと思っています。
温かな人のぬくもりを経験したことがなくて、心配してくれる人がたくさんいると云うことを知ってもらいたいと思います。
大阪では難しいが自然と接する機会を作っていきたい。
文化に接する、そういった機会も作っていきたい。
熊本でも同様な組織が立ちあがりました。
私自身がシングルマザーですが、両親が助けてくれましたので、その分をシンママ大阪応援団でやっていきたいなあと思っています。